どうも、旅好きカップルのぼくとわたしです!
先日、越後妻有トリエンナーレ「大地の芸術祭」に行ってきました!
豊かな自然とアートが結びつき、とても魅力的な芸術祭でした。
ただ、大地の芸術祭はエリアがかなり広いうえ、場所が点在しており、どのように回るか意外と難しいんですよね…。
ということで、実際に見て回った体験を踏まえ、1泊2日で回れるモデルコースを考えましたので、ご紹介します!!
メインスポットをなるべく効率よく回るためのモデルルートになります!
これを参考に、ご自身の見たいアートも足しつつ、回ってみてください!
芸術祭を回る際のレンタカーは、エアトリで探してみましょう!
大地の芸術祭を回るうえでのポイント
モデルコースの紹介の前に、大地の芸術祭のまわり方を考える上で、押さえておきたいポイントをご紹介。
はじめに、大地の芸術祭の有名作品を押さえておこう
え?最初に有名作品の紹介をするの?
その方がコースを考えやすいと思うんですよね。
公式サイトではエリアを分けての紹介がされていましたが、土地勘がない状態では、正直エリアを区分されてもわかりづらいなと思い…。
それよりも、
- 「ここは行っときたい」みたいな有名スポットを押さえておく
- 「じゃあそれをどうまわるのか?」を考える
という手順を踏んだ方が、コースが組み立てやすいかなと思いました。
ということで、有名作品のご紹介。
①越後妻有里山現代美術館 MonET
大地の芸術祭の中でも、トップクラスに有名なスポット。
ガイドブック等でよく見る中庭は無料で見学できますが、美術館の中に入るにはパスポートor入館料が必要です。
②絵本と木の実の美術館
「鉢」という集落の廃校を、絵本作家の田島征三を中心に活用した美術館。
教室を活用したアート、カフェ、ビオトープ、ヤギなど、面白い仕掛けが盛りだくさんな美術館です。
③まつだい「農舞台」フィールドミュージアム
棚田や川など、越後妻有の里山の景色を活用したアートが広がるエリア。イリヤ&エミリヤ・カバコフの「棚田」や、草間彌生の「花咲ける妻有」といった作品も見ることができます。
また、館内でこのエリアの食材も楽しめます。
④光の館
光のアーティスト「ジェームズ・タレル」が、伝統的な家屋をモデルに設計した作品&ゲストハウス。実際に泊ることもでき、宿泊者は光り輝くお風呂に入浴出来たりもします。
⑤森の学校「キョロロ」
里山の生き物について学ぶことができる施設。施設内にアート作品もあります。
近くには「美人林」という樹齢90年のブナ林があり、そちらの散策をセットでする方も多いです。
⑥Tunnel of Light(清津峡渓谷トンネル)
大地の芸術祭のイメージ画像として使われることも多い人気スポット。日本三大渓谷とされている「清津峡渓谷」のトンネルを改修したアート作品です。
日によっては予約が必要なスポット。
⑦上郷クローブ座
2012年に閉校した上郷中学校を活用したアート施設。
アートの展示だけでなく、地域の方が演劇を行いながら食事を楽しめる催しなどもあり、地域資源を活用した施設となっています。
主なスポットの地図上の位置を確認しよう
上記の施設がどこにあるのかを地図上で確認し、位置関係をなんとなく把握してみましょう。
この地図だけでは距離感がわかりにくいとは思いますが、
- 「越後妻有里山現代美術館 MonET」&「光の館」&「絵本と木の実の美術館」
- 「まつだい農舞台」&「森の学校キョロロ」
- 「上郷クローブ座」&「清津峡渓谷トンネル」
上記で分類した施設は比較的距離が近いので、まとめて行くようにすると効率良く回りやすいかなと思います!
次からは、これを踏まえてのモデルコースをご紹介したいと思います!
モデルコースをご紹介
ここからはモデルコースをご紹介。
表にまとめるとこんな感じです!
1日目 | |
8:30 | 清津峡渓谷トンネル |
10:30 | たくさんの失われた窓のために |
11:00 | 大割野おみくじ堂 |
11:30 | 上郷クローブ座 |
13:15 | 最後の教室 |
13:45 | 森の学校「キョロロ」 |
15:00 | まつだい「農舞台」 |
2日目 | |
早朝 | 星峠の棚田 |
10:00 | 絵本と木の実の美術館 |
11:30 | うぶすなの家 |
13:30 | 光の館 |
15:30 | 越後妻有里山現代美術館 MonET |
次から詳しく解説していきます。
1日目
8:30 清津峡渓谷トンネル
芸術祭のメインスポットの多くが9:30頃オープンなのですが、比較的朝早くからやっているのが、清津峡渓谷トンネル。
まず最初に行ってしまいましょう!
入場料は通常1,000円ですが、パスポートを持っていると500円。
所要時間は、1時間ぐらい。
トンネルから戻ってきたら、足湯に浸かるのがおすすめ。
10:30 たくさんの失われた窓のために
上記のメインスポット紹介では紹介してませんでしたが、こちらもわりと有名作品。
清津峡からは車で15分程度です。
里山の景観のなかで風にそよぐカーテンが気持ちよさそうなスポット。
所要時間は10分程度。
11:00 「大割野おみくじ堂」でおみくじを引く
「たくさんの失われた窓のために」から車で10分。
婦人服&酒屋だった「大口百貨店」を活用したスポットで、この施設がある「津南町」のオススメスポットをくじで引くことができます。
時間にゆとりがあるなら、引いたスポットに行ってみてもいいかも。
所要時間は10分程度かと。
11:30 上郷クローブ座でランチ
大割野おみくじ堂から車で10分。
こちらでは金土日祝のみですが、地元の方たちによる演劇を鑑賞しながら、津南エリアの幸を存分に味わえるお食事が楽しめます!
本当に美味しすぎるので、少し値は張りますがオススメ!!
食事は12時からなので、始まる前に校内の他の展示を見て回るのがオススメ。
13:15 最後の教室
上郷クローブ座から、車で約20分。
こちらも廃校を活用した作品です。
瀬戸内芸術祭で展示される「心臓音のアーカイブ」を手掛けた「クリスチャン・ボルタンスキー」による作品。
正直ちょっと不気味な雰囲気なので、そういうのが苦手な方は飛ばしてもいいかも…?
所要時間は10~15分。
13:45 森の学校「キョロロ」
「最後の教室」から車で約10分。
ここはパスポートを持っていても少しお金がかかります。
ただ、内部にアート作品がありますし、展示も結構充実してるので、行ってみてもいいかと思います。
「キョロロ」だけであれば、所要時間は30分~1時間程度。
時間があれば、近くの「美人林」を見てもいいかもしれません。
15:00 まつだい農舞台
森の学校「キョロロ」から車で約15分。
建物内の展示だけでなく、屋外にも展示が点在しています。
近くの山の山頂には松代城があるので、そこを目指しつつ散策してもいいかと思います。
所要時間はサクッとみて1時間前後、ゆっくり見れば2~3時間ぐらいかかるかもしれません。
1日目はここで終了。
2日目
早朝 星峠の棚田
十日町の名所「星峠の棚田」へ。
せっかくなら、早朝の景色を観に行ってもいいかと思います!
ただ、
・位置的にはまつだい農舞台に比較的近い。
・星峠の棚田の近くにある「脱皮する家」が見たければ、早朝にはやっていない。
ということを考えると、朝の景色にこだわらなければ、1日目のスケジュールに組み込んでもいいかもしれません。
10:00 絵本と木の実の美術館
2日目の芸術祭はこちらから。
絵本と木の実の美術館は、サクッとみて回れば30分ぐらいで観覧できます。
美術館内のカフェも利用するようであれば、もう少し時間を取ってもいいかもしれません。
11:30 うぶすなの家でランチ
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絵本と木の実の美術館から車で約30分。
「うぶすなの家」という茅葺古民家レストランでアートを見つつ、ランチにしましょう。
地元の方が作った野菜の小鉢と、シェフ監修のメイン料理がいただけます。
ここでランチをする場合は、事前予約が必要ですのでご注意を!
13:30 光の館
うぶすなの家から車で約20分。
光の館を見学。管理人さんが親切に案内してくれます。
所要時間は30分程度。
近くの「ナカゴグリーンパーク」では「Nakago Wonderland–どうぶつ達の息吹と再生」という屋外展示も行っているので、時間があればそちらもついでに見てみてもいいかもしれません。
光の館は宿泊すると光るお風呂が楽しめるので、金銭的に余裕があれば、宿泊先の候補に入れてもいいかもしれません。
15:30 越後妻有里山現代美術館 MonET
光の館から車で約15分。
十日町の中心部にあり、芸術祭の代表的スポットです。
外にある体験型の展示と、中にある展示を見ると、結構ボリューミー。
隣の道の駅も見学したいことを考えると、2~3時間ぐらいは見ておきたいところです。
以上で2日間の行程が終了となります。
まとめ:余裕があるなら、2泊以上するのもオススメ
というわけで、モデルコースをご紹介しました。
今回は1泊2日での回り方で、これでも主要ポイントは結構見ることはできるかなとは思います。
ただ、せっかくなら2泊以上して、芸術祭をもっとじっくり楽しむなり、南魚沼や柏崎、湯沢温泉などに足を延ばすなり、満喫してもいいのかなと思います。
安全に気を付けて、いい旅を!!
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